イスラエル南部、エイラットから北へ25kmほどにあるティムナパークにテントを張って一泊キャンプができると聞いて行って来ました!
エルサレムはまだまだ寒い雨季の4月でしたが、南部は一足早い夏が来ていてむしろ暑かったー!(真夏に来てしまったら焼け死ぬだろうな…)
寒いのが苦手な方は避暑地ならぬ、避寒地としてもおすすめ!
車で移動する広すぎる公園
ティムナパークは美しく雄大な砂漠の中にある公園で、驚くべき歴史と地質を持ち、砂漠の中の湖や、野生動物、アクティビティなどイスラエル南部最大の観光スポットの一つです。
広さは約60平方kmというバカでかい公園!中は車移動がベストです。
2016年にここティムナで、約3000年前の動物の糞が発見されたのですが、あまりにも雨がなく乾燥した土地であるために、つい最近のものと間違えたほどに状態がよく、考古学界が騒然となったとか!
ダビデの息子、ソロモンの財源が何だったかは、長年謎に包まれていたのですが、この発見によりティムナの銅山こそ「栄華を極めた」と言われるソロモン王の財源だったのでは!と騒がれています。
ティムナ公園にある古代の銅鉱山と採掘坑跡が公園内の至る所にあって、当時の繁栄ぶりを思わせます。
古代エジプト時代に遡る製錬炉の跡もあって、1000度を超える釜など、その知恵と技術はどこから?と古代の人たちには驚くばかり!
現代人ってむしろ退化しているんじゃ…(私だけか。)
太古からほとんど変わらない姿でそびえ立つ砂岩の柱(Solomon’s Pillars)には古代エジプトのハトホル神殿の跡と共にヒエログリフが刻まれていて、悠久の時を超えたような錯覚すら感じました。
もう、うっとり。笑
火山の溶岩や風によって造られた自然のアートを見て回るだけでも楽しい!
旅程
参考までに私たちの旅程は以下の通り…
前日 エルサレムでレンタカーを借りる&BBQの買い出し
7:00 通勤ラッシュ前にエルサレム出発
8:00 近隣の大きなスーパーにて追加の買い物&カフェで軽く朝食
11:00 ミツペラモーンで絶景を堪能&車内ランチ
13:00 ティムナパーク到着。宿泊予約とチケットを購入。
14:00 エイラットのドルフィンリーフでイルカとダイビング体験
16:00 ティムナパークに戻り宿泊所にテントを張ってBBQ開始
ひたすら楽しく過ごし、翌日は朝一からティムナを堪能。
テントを貼る場所が砂漠の水たまりのような湖の湖岸なので、夜行性の動物たちが水を求めてやってくるのだとか!私は早朝に狐に遭遇しました。
後から知ったのだけど、夜に松明の灯の中、野外カクテルバーが出現するらしい!そんなの絶対最高すぎる!次行くときは要チェック。
そんなこんなでおすすめのティムナパークですが、1日で周るにはあまりにも広い!と言うだけでなく、自然派のあなたなら、この景色と空気の中でゆっくりと過ごしたくなるはず!
ついでと言わず、のんびりと時間をとって行くのがおすすめです。
公園内にあるキャンプ場
ティムナパークHP:http://www.parktimna.co.il/EN/
営業時間
日~木・土: 08:30-16:30
金: 08:00-15:00
祝前日・ 7月・8月 08:00-15:00
おまけ
ティムナパークへの砂漠の道路「90号線」はアメリカでも走っているのか?!と錯覚するような砂色の一本道。
スピードの出しすぎに注意です!
かく言う私はアクセルを踏みすぎまして、イスラエルの怖ーい警察官に止められ、「ここでどれだけの人が死んでると思っているんだぁああ」とめちゃめちゃに叱られました。
お腹に響く声。こんなに怒られたのは子供の頃以来…
その後チケットを切らず、見逃してくれたイスラエルの警官の「命」の警告は胸に刺さり、2度とスピード違反をしなくなりました。(当たり前だ)
イスラエルの警察はかっこいい!