遺跡スポットのビーチ
美しいアーチを描く水道橋と蒼い地中海。
遺跡のある地中海の海で海水浴なんて、なんかロマンチック!という訳で、行ってきましたカイサリア。お弁当持って。地中海を満喫する旅のはじまり〜!
カイサリアの水道橋
古代都市カイサリアをヘロデ大王が建設したのは2000年ほど前。日本は弥生時代です。
このビーチを一際美しく飾るヘロデの水道橋は、当時世界でも最高レベルの技術で作られた水道システムでした。
3本あった水道橋の一本はなんと7キロも先の泉に繋がっています。
水源を貯水池にし、3つの水門で水量を調節することまでできました。
電気も機械もない時代に7キロも先の泉から、しかも高低差急である訳でもないのに、水の勢いのみで流れつくように設計・建設するなんて・・・ヘロデが天才建築家と言われる所以!
その供給量は現代の5万人の都市が十分暮らせるほど!それが500年ほど現役で使用されていたというのですから驚異的です。
もう一度言いますが、日本は弥生時代です。ヘロデ大王・・・すごい。
そして、この中近東の文明の壮大さ!圧巻!
よく見ると・・・
使用されていた500年間は上部を修復しながら使われていたようです。
現在では修復された上部が失われて、元々ヘロデが作った部分だけ残っている・・・というのも、ヘロデ大王の偉大さを物語っている気がします。
このビーチから左手(南)に古代カイサリアの遺跡が見える位置にあります。
写真をよく見ると街に向かって左に少し傾いているのがわかります!なんて絶妙な差!
カイサリアの遺跡もトップクラスで見応え抜群なので合わせて行きたい!
おすすめしたい持ち物
最高のロケーションでいただくお弁当は最高に美味しく感じました!そこで!オススメしたい持ち物をメモしておきます。
敷物、ビーチサンダル、タオル、水着、ゴーグル的なものなど定番の持ち物の他に・・・
車のフロントガラスを覆うもの(※駐車場は影がなく灼熱です。私はシーツを持っていった。笑)
バケツ(頭洗うとき便利だった。ペットボトルでもいいかも。)
お弁当、お手拭き(ゴミ箱あり)、大きな水ボトル+凍らせた水ボトル。あとは・・・
ビール。
ビール。
ビール。笑 です!
凍らせたボトルとバケツさえあればキンキンに冷えたビールが飲めちゃう!!
ちなみにここは公式な海水浴場ではないので、シャワーなどの設備はゼロ。
泳いだらトイレの水道(広め)を使って頭洗うしかない。この時点で脱落する人いるかもですが、びっくりするほどすぐ乾くので、割と大丈夫。(精神ワイルドな人限定。)
何より泳いだ人の報告によると、珊瑚や魚が見られて、しかも遠浅なので、絶対ゴーグル必須!とのこと。海の色が信じられないくらい綺麗!!
水道橋の上に登って見ました。眺めが最高。
もちろん地中海に沈む夕日は・・・言葉いらないですよね。
最後に・・・
イスラエルにある数あるビーチの中でもオススメです!
私は海に入らず、本を持ってきてビーチでのんびり過ごしたり、ひたすら貝を拾い集めて過ごしたり・・・と。海に来た意味あるのか?という過ごし方をしたのに、めちゃくちゃ満足しました!最高です!
アクセス
実は・・・イスラエルの観光スポットの中でも、ダントツで交通手段が不便!
団体のツアーでは外せないスポットなので場所は有名なのですが、個人で行こうとすると車が必要なスポットです。
今回はレンタカーでガリラヤまで北上する途中に寄ってきました。
だけど、イスラエル屈指のビーチなので、レンタカーしているならぜひ行って欲しい!
エルサレムから車で2時間弱、テルアビブからは1時間ほどです。