VRでタイムスリップ?!今は無きエルサレム神殿に行ってみよう!
VRでタイムスリップ?!今は無きエルサレム神殿に行ってみよう!
西壁は、神殿の跡
エルサレムは古代から破壊と再生が繰り返されてきた為に、街全体が遺跡の層になっていて、足元にいくつものストーリーがある場所。
特に神殿の丘は考古学者にとっては喉から手が出るほど貴重なところで、「掘れば確実に世紀の大発見がある」と言われています。
西壁は、その丘に建っていた神殿の跡。
エルサレム神殿をVR体験
面白いことに、当時の技術でどのように作られたのか未だ解明されていない古代の建造物の一つ。
機械の無い時代に、人の手でどうやって?!しかも壁は崩れないよう数センチ単位の工夫がされているとか・・・んーすごく興味深い!!
この西壁に訪れている人たちの物語の一部に触れてみるのも旅の楽しみでは?
中でも一番お手軽なのはVR体験!早速紹介していきます!

エルサレム神殿はいろいろあって2度建設されたのですが、VRではその「第2神殿」を訪れることができます!
(1つ目の神殿はダビデ王の息子ソロモンの建設したもの。紀元前587年にバビロンに破壊される。2つ目の神殿はイエス・キリストが生きていた時代を含む紀元前516年ー紀元70年まであった神殿。紀元70年にローマが破壊した。)
VRの解説は英語だけど、ある程度知識のある人なら解説なしでも楽しめます!

実際に体験してみました。英語はさっぱり分からないので解説はヘブライ語に設定(笑)
前後左右上下と、くまなく見たくて目が回りそうに・・・とにかくそのサイズ感に驚いた!!絵や図で見ていたよりはるかに大きくて、自分の足で訪れたような錯覚には感動。
信じるか信じないかはあなたしだい・・・の日本に伝わる「日ユ同祖論」の検証に訪れてみたっていいかもしれない。果たして神社との繋がりは?!?!
(私は信じてはいないんだけど、ロマンがあって嫌いでは無い。笑)
最後に・・・
どんなことでも、目で見えているものが全てでは無い。
それぞれの目に映るエルサレムは実に様々です。
これをきっかけにぜひ歴史にも触れてみてほしいなと思います。
アクセス

入り口は西壁の男性側入り口の近く。
VRは要予約、ネットからの予約が便利です。
(当日でも空きがあれば入れるかも。チケットカウンターへ行ってみて)

チケットカウンター:西壁の公衆トイレ横にあるトンネル内(ダマスカスゲートからのルートでセキュリティを抜けてすぐ)

もともとユダヤ教の神殿の西側を囲む壁だった場所で、西暦70年ローマ帝国によって神殿は破壊され、唯一残ったのがこの「西の壁」。
破壊された神殿や、目を覆い体を揺らしながら祈るユダヤ人の様子などが結びついて「嘆きの壁」と紹介する人もいるけど、そう呼ぶのは外国人だけ。
「西壁(Western Wall)」やヘブライ語で「ハコテル(The 壁)」と呼ばれています。


入り口にある、手と口を清める水場。日本の神社参拝と似てる?!
私も見よう見まねでやってみた。

壁の高さはどれくらい?

壁の高さは、地下に埋まってる部分も含めるとなんと32mもの高さがあります!(地上に出ている部分は約19m)今ある広場も全長の約1/9ほど。
現在も発掘と新発見の続く地下の部分は「ウェスタン・ウォール・トンネル」のツアーや、ダビデの町から西壁まで地下を歩いて見ることができます!
「ウェスタン・ウォール・トンネル」のツアーはとても人気で、事前チケットが取れにくいとか…私もダメもとで現地でキャンセルを聞いたけど空いてなくて断念。ネットでは3ヵ月待ち!
ダビデの町から西壁までの道はいつ行ってもOK。必要なのは有り余る体力!
HP:https://www.cityofdavid.org.il/en/tours/city-david/ascend-zion-tour
挟んでる紙ってなに?

壁の隙間には神様への祈りと願いを書いた紙が挟まれています。
西壁にはユダヤ教徒でなくても自由に入ることができて、壁に触れ祈ったり、祈りの紙を挟むことができるのですが、それはこんな記述があるから・・・。
一つめの神殿を完成させたソロモン王は、その日、この場所で民と共に祈ったのですが、その中で「イスラエルの民だけではなく、遠くからここにきて祈る外国人の祈りも聞いてください。」ともイスラエルの神に祈ったそう。
その日から、この地は世界中の祈りが集まるようになりました。
イスラエル人の「世界を祝福する」という考え方、そのスケールの大きさには驚きます。

軍隊の人たちもお祈りに来ていました。
男性のお祈り

ユダヤ人男性が日本の山伏のような格好をして祈っていて奇妙です。
一体何をしているのかというと、聖典である聖書(トーラー)に繰り返し書かれていることばをそのまま実践しているとか。
唱えているのは「神の言葉をかた時も忘れてはならない」ということの、そして写真の様子は、神のことばを「あなたの額と腕に結びつけなさい」の実践。
またイスラエルの国が、子どもの教育に力を入れる伝統も書かれていることの実践。トーラーは生きる指針なんだ・・・と言っていました。
ただ唱えるだけでは無い生活に結びついた教えだと感じます。

「神の言葉である聖書を守り行う=神を愛する(神の民として生きる)」
という公式はアブラハムの子孫である兄弟宗教のキリスト教、イスラム教も同じ。
そのことを理解すると彼らの見ている世界が少し分かるかもしれません。
一神教の世界と多神教の世界は、倫理から違うのです。

ユダヤ教の成人式「バルミツバ」

お菓子を配ったり、飴を投げたり、太鼓を叩いてマーチをしたり・・・運がよければユダヤ教の成人式「バルミツバ」に出会えるかも!
ユダヤ教では男の子は13才、女の子は12才で成人を迎えます。
日本の現代の成人式とはかなり違って、どちらかというと江戸時代の「元服」のような感覚?!
バルミツバは結婚や選挙権には関係がないのですが、聖書の戒律を守ることのできる年齢として、自分の行動に責任を持つ「大人」として迎えられます。
ユダヤ人にとって大切な儀式で、西壁で行う人やホテルや式場を借りる人も。
バルミツバに出会ったら「おめでとう!」と言って一緒に喜んであげてください。
気を付けたいこと

セキュリティーを通ると「西壁」は目の前。
中は向かって左側が男性、右側が女性で分かれています。

男性は入り口で「キッパ」という頭に載せる小さな帽子を借りて入るのがマナー。帽子でもOK。入り口で借りられます。
女性は露出NGなので肩やひざが出ない服装を。入り口で布も貸してくれます。
敷地内トイレ有。
最後に・・・

「聖地」と呼ばれるこの場所は、ひとことでは語れないほどに長い歴史がある。
そして世界中から祈りや願いが届く場所でもある。
歴史や宗教に詳しくなくてもきっと肌で感じるはず。
訪れた際は実際に壁に触れて、イスラエルの神様に願いや祈りを書いてみてください。



アクセス
テルアビブからバスで約一時間ほど。
エルサレムの旧市街はまるで迷路!私はまだ慣れません・・・涙
「The Western Wall」(西壁)と書かれている看板を目印に。
迷ったときは、近くの警察官に聞くと丁寧に教えてくれます。
一番近い門は「Dung Gate(ダンゲート)」(エゲッドバスの1番・3番が通ります)
徒歩で行くなら「Jaffa Gate(ヤッファゲート)」が便利。
「Damascus Gate(ダマスカスゲート)」から入ると英語が通じにくくなるから注意!

シュック(市場)には250以上ものお店が軒を連ねています。
季節の新鮮なフルーツ、野菜、お肉や魚… 「置いていないものがない!」というくらい、品揃えが本当に豊富で見て歩くだけでも楽しい。
量り売りで欲しい分だけ購入して 朝用のフルーツを買って帰るのもあり!
キッチン付きの宿だったらシュックで買い物して調理するのも◎。
今回はそんなシュックにどんなものが売ってるのかなどをレポート~!
種類豊富なスパイス屋さん

スパイス好きにはたまらない!!どのお店も種類豊富で選びきれない。
私は日本でなさそうなスパイスを見つけてお土産に!
いくつか買って、ミックスしてオリジナルスパイスを作るのも楽しそう。
イスラエルのスイーツ①「クナーフェ」


ナブリス発祥のクナーフェは、ぜひ食べてほしい一品。
生地にはチーズやナッツが入っていて、甘いシロップがかかったイスラエルのおやつ。
ナブリスで食べたのが忘れられない…あー思い出すだけで食べたくなるー(笑)
イスラエルのスイーツ②「ハルヴァ」

ゴマをペースト状にして、ナッツなどを混ぜてある甘~いお菓子の「ハルヴァ」。
イスラエルの人に愛されているよ!
イスラエルのお惣菜屋さん


テイクアウトして部屋でゆっくり食べたいときにいいかも。
外にもお店がいっぱい


イスラエルの伝統、シャバット用のあみ込みパンの「ハラ」

手前がプレーンで奥にあるのが「スイートハラ」といって少し甘いタイプ。
ふわもち系で、味はシンプルで美味しいよー。
イスラエルでは小麦製品がとにかく美味しくて、ついつい食べすぎてしまう…!!
ちなみにこのハラ、めっちゃ大きい(笑)

ジャジャン!!!
シャバット中は休み

シャバット中はここのシュックもやっていないので注意。
シャバット前の金曜日のお昼が一番賑わっています!
人の流れがゆっくりしている時は、慌てずゆっくり買い物ができて、店員さんも余裕があって色々遊んでくれるかも。とっても陽気で気のいい人たちなんです!



最後に・・・
食べ歩きやお土産のショッピングに最適な市場では、現地の人たちの生活の雰囲気が味わえるし、なにより歩いてるだけで楽しい!
エルサレムに行ったらぜひ立ち寄ってみてほしいスポット。
市場での買い物のコツやおすすめのものをまとめたこの記事もチェック!
アクセス
ライトレールで、Ha-Davidka駅(ハダビットカ)かMahane-Yehuda駅(マハネー・イェフダ)で降りると市場は目の前だよ!