2020.12.09

街中にキャンドルが灯る「ハヌカ」の物語り

 ハヌカは2100年とか2200年前くらいにイスラエルで起こった事件を記憶し、記念しているお祭りで、「奉納」とか「献堂」なんて意味があります。イスラエルのお祭りの中では割と新しい祭なんです。(それでもかなり古い・・・)

当時、イスラエルは、アンティオコス4世のセレウコス朝(シリアあたりの王朝。ややこしいけどギリシヤ人)による支配を受けていました。

(この地域の覇権争いは凄まじくややこしいですよね。覚えられない)

この頃、ギリシア人たちは彼らの文明「ヘレニズム」を広めるのを占領政策としていたので、ユダヤ教の掟を禁止し、異教の文化を押し付け弾圧し、ユダヤの神殿を汚しました。

それがどのくらい屈辱的なことか…

例えば、日本の近くの強国が責めてきて「日本の正月等の祭りは廃止、全員〇〇語を話すように。今の天皇を〇〇人の天皇に変えます。御所はそのまま使います。畳は土足であがります・・・」とかされたら…しかも政府の一部は寝返って忖度しまくりになったとします。

そうなると…きっと反乱起きますよね?(※例えは適当です。)

ユダヤ人たちは独立を勝ち取るため、大した武器もないのに立ち向かったんです。

その時の英雄がマタテヤとその息子たちでした。

その中でも特に息子の「ユダ・マカバイ」が大活躍!

マカバイたちは強力なギリシア軍に勝利し、紀元前165年エルサレム神殿を解放しました。

ちなみに、日本でも表彰式でお馴染みの曲、「見よ、勇者は帰る」のメロディーは知っているはず!(https://www.youtube.com/watch?v=7e06JEupzvA

この曲はこのハヌカ事件のマカバイたちが題材なんです。

神殿で灯す燭台の光は神が絶やしてはならないとした大切な燭台で、神が絶やしてはならないとした神聖なものです。

神殿用に特別な一番絞りのオリーブオイルが捧げられていたのですが、占拠していたギリシア軍は油壷を全部使えないものにしてしまっていました。

神殿を取り戻したユダヤ人たちが火を灯そうとして探して見ると、あったのはやっと1つの油壼のみ。わずか1日分にも満たなかったのです。

それでも…と灯してみると、まるでエルサレム奪還を喜ぶように8日間燃え続けた・・・というのがハヌカの歴史。

なのでこの時期には、どの料理にもたっぷりの油が使われるんですね。

この出来事を記念して、ハヌカは現在も大切にされているお祭りのひとつです。

よーーーーーく見ると、イスラエルでよく目にする燭台のメノラー(写真左)は枝が7本なのですが、ハヌカで使うハヌキヤ(写真右)は9本です。

8日間燃え続けた神殿のともしびを記念して、1日1本づつ8日分の燭台なのです。

(9本なのは1本が火をつける用のろうそくだから・・・説明難しい・・・詳しくは現地でやってみましょう。笑)

そんなことから、ハヌカは「光の祭り」であり、「油の祭り」でもあるんですね〜!

この時期に日程を合わせて行くのもいいですね♪